Low-Eペアガラスには2種類の性能がある【日射遮蔽型と日射取得型】

ジュゴン

どうも、ジュゴンです。今回は住宅の窓についてのお話です。

住宅における断熱性能においては「窓」が重要ですが、現在使用されているポピュラーなLow-Eペアガラスには、2種類の性能があることをご存知ですか。これらを使い分けることで、夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができます。快適な暮らしに向けて確認しておきましょう。

この記事でわかること
  • Low-Eペアガラス2種類の性能
  • Low-Eペアガラスの性能による使い分け

Low-Eペアガラスとは

まず、ペアガラスとは、その名前のとおりガラスが2枚(ペア)になっているものです。少し前の住宅の窓だと単ガラスと言って、1枚のガラスを使った窓でした。これでは熱を通しやすいので、ZEHなどの高断熱住宅を建てるためには、現在、断熱性能の良いペアガラスが主流となっています。なお、トリプルガラスと言って3枚のガラスを使って、さらに断熱性能を良くしている窓もあります。当然ですが、枚数が増えるごとに予算は必要になります。

また、「Low-E」というのは金属膜のことで、太陽の紫外線などの放射熱を一部カットする役割があります。金属といっても金属膜は薄いので、人の視界が遮られるほどではありません。薄い金属膜がガラスの間の片面に貼り付いている感じです。

なので、Low-Eペアガラスとは、2枚ガラスで、放射熱をカットする金属膜が貼り付いているガラスだということです。

Low-Eペアガラス2種類の性能

ジュゴン

Low-Eペアガラスには次の2種類があります。

日射遮蔽型Low-Eペアガラス

日射遮蔽型は太陽光の放射熱を大幅にカットするものです。ペアガラスのうち外側のガラスに金属膜が貼り付いています。陽光の放射熱カットに優れているので、夏の日差しや西日対策に効果的な窓と言えます。ただし、冬も太陽光を遮ることになるので、冬は若干寒く感じるかもしれません。ちなみに、私の自宅で使用している窓の日射取得率は32%となっているので、68%の放射熱をカットしていることになります。

(出典:YKKap)

日射取得型Low-Eペアガラス

日射取得型も太陽光の放射熱をカットしますが、日射遮蔽ほどではありません。ペアガラスのうち内側のガラスに金属膜が貼り付いています。太陽光の放射熱を若干通すので、冬には暖かい窓となります。反対に夏は太陽光が室内に入ってくるので、暑く感じるでしょう。こちらも私の自宅で使用していますが、窓の日射取得率は51%ですので、49%の放射熱をカットしています。

(出典:YKKap)

Low-Eペアガラスの性能による使い分け

これらの2種類のLow-Eペアガラス窓の使い分けですが、セオリーとしては南の窓に「日射取得型」、それ以外の窓に「日射遮蔽型」を使うことです。北、東、西面は太陽の高さが低い時間帯の太陽光を受ける形になり(特に暑い時期)、多くの人は横からくる太陽光を好まないため、日射遮蔽型をオススメします。

南面も日射遮蔽型にした方が夏の日差しを遮ってくれそうですが、それだと冬に太陽の光と熱を取り込めなくなります。一般的には冷房費よりも暖房費の方が多くかかっているため、冬の日射取得はエネルギー消費の観点から有効なものとなります。

反対に夏は南の窓から太陽光を取り込んでしまうので、窓の外側にアウターシェードやブラインドを設置することで、室外での放射熱をカットしましょう。間違っても窓の内側のカーテンなどで放射熱をカットしないように。室内には太陽光は差し込みませんが、カーテンそのものが熱くなって、室内に暑い空気を送り出してしまうからです。

しかしながら、これらはあくまでセオリーですので「寒がりなので家は暑くて構わない」という場合は、全て日射取得型にするのもアリですし、「とにかく暑いのだけは嫌」という場合は、全て日射遮蔽型にするものアリです。部屋の使い方によっても、その窓の選択が変わるかもしれませんね。

まとめ

ジュゴン

最後に話をまとめるとこんな感じです。
  • Low-Eペアガラスには「日射遮蔽型」「日射取得型」がある
  • 南面は「日射取得型」を設置して夏はアウターシェード等で対策をする、横からの太陽光を防ぐため南面以外は「日射遮蔽型」を設置する、のがセオリー

「日射遮蔽型」と「日射取得型」のどちらを選ぶかで、予算は変わらないはずです。また、家の方角や部屋の使い方に応じた使い分けを検討してみてください。

今回は以上です。

にほんブログ村 住まいブログへ にほんブログ村 住まいブログ 一戸建 注文住宅(施主)へ にほんブログ村 住まいブログ 高断熱・高気密住宅へ
↑ ↑ ↑ためになったよ!という方は↑ ↑ ↑

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です