太陽光発電は今さら遅いのか?【損益分岐点の計算方法を教えます】

ジュゴン

どうも、ジュゴンです。今回は太陽光発電の話です。

住宅の購入にあたりソーラーパネルを利用した太陽光発電をするかどうか、迷っていませんか。売電価格が下がっているから元を取れないとか、電気代が上がり続けているから付けた方がいいなど、専門家やネット上の意見でも賛否両論あるようです。

実際、私も太陽光発電をするかしないか、迷いました。いろんな情報をもとに概算で算定した結果、私の場合は「付けた方が得だ」という結論に至りました。今回はその計算方法と損益の分岐点がどのあたりなのかお伝えしようと思います。

この記事でわかること
  • 太陽光発電をつける判断材料となる計算方法
  • 太陽光発電を付けたときの損益分岐点

太陽光ソーラーパネルの相場

まず、太陽光ソーラーパネルの相場ですが、1kwあたり安いのだと25万円、高いのだと35万円程度で取引されているようです。私の家の場合も、5.4kwで168万円という見積もりをもらっているので、1kwあたり31万円となります。うちは平屋なので多めに積んでありますが、太陽光発電総合情報によると全国平均は4.5kwだそうです。

そして、1kwあたりの年間発電量は1,200kwhなので、4.5kwで年間5,400kwh発電できることになり、そのうち70%を売電し、30%を自家消費として使っていると言われています(太陽光発電総合情報)。

ジュゴン

うちみたいに共働きの世帯は自家消費が少なくなるかも。。

2020年の売電単価・電気代の相場

2020年の売電単価は21円/kwhとなっています。昨年が24円、一昨年が26円でしたから、最近は毎年2〜3円ずつ下がり続けていることになります。単純にこれだけで「太陽光発電は損する」と決めつけないことですね。計算は次に示します。

また、使用する電気代については、地域別の電力会社、使用する料金プランにもよりますが、再エネ賦課金の約3円も含めて、概ね28円/kwhで見積もると良いでしょう。この時点で、発電した電気は売電するより、自家消費で使った方がお得だということがわかります。

先ほど平均して30%が自家消費と説明しましたが、この自家消費率を上げる、つまり昼間の発電時に電気を使う生活をした方がお得になるということです(使用するプランにもよりますが)。

太陽光発電の計算方法

それでは全国の平均的な値をもとに計算方法を説明します。まず、ソーラーパネル4.5kwの年間発電量が5,400kwhでうち70%の3,780kwhが売電分、うち30%の1,620kwhが電気代の節約分となります。

それぞれ売電単価21円と使用電気代28円をかけて合計し、年間に得をする金額を算出します。すると年間124,740円が得する金額になります。あとはこれを10倍して 10年間の合計が1,247,400円となります。

ソーラーパネル代が1kwあたり30万円だとして、4.5kwでは135万円になります。

ジュゴン

ここまでだと11年目くらいで元が取れる計算になりますね。
計算結果(左側が得する金額、右側が投資金額)

設備機器のリスク

太陽光発電の設備で壊れやすいのがパワーコンディショナー、通称「パワコン」と呼ばれるものです。これが10〜15年の寿命と言われており、価格は概ね20万円くらいです(ソーラーパネルの寿命は20〜30年)。

また、ソーラパネルを撤去する場合のコストが20万円程度かかるとも言われています(屋根を守り断熱に少しは効果があるため、放置する手もあります)。これらを加味するとパネル代135万円に40万円が上乗せされるので、投資価格の合計は175万円となります。

これを回収するには、11年目以降の売電収入が21円から10円に下がると仮定すると、16年目で元が取れる計算になります。パワコンを10年目で変えていたとしても、ソーラーパネルが20年は持つと考えれば、20年間のお得額は200万円を超える計算となります。投資価格の合計が175万円だとすると、25万円以上のプラスになるということがわかります。

見えない効果と補正計算

そもそも国をあげて太陽光発電が普及されているのは、家庭で使うエネルギーを少なくして、環境負荷を軽減する目的があります。仮に収支が振るわなくても、環境目線での導入意義は十分にあると考えられます。

また、近年多発している自然災害等を踏まえると、非常事態時に電気を使えるというのは、大きな利点ではないでしょうか。災害時に明かりや情報が取れないほど辛いことはありません。

あとは、屋根の向きが真南ではなかったり、地域によっては発電量が十分でないことが想定されますが、その際は年間発電量を補正する形で計算してみてください。北面や真東、真西にソーラーパネルを向けない限り、1割くらい発電量が落ちると仮定しても20年目くらいで元を取れる計算になるはずです。

ジュゴン

全体的な話を松尾設計室の松尾さんが詳しく説明していますので、詳細を知りたい方はそちらを参照ください。

投資回収を早める方法

できるだけ早く太陽光発電に投資したお金を回収したい場合は、先ほど述べた「自家消費率」を上げる方法が一つあります。生活のリズム、家電の使い方などを見直し、家族にも協力をもらいましょう。

あとはソーラーパネルの導入コストを下げることが考えられますが、あまり下げ過ぎて「出力保証」「機器保証」などが付いていないものを選ぶと、不測の事態に対応できなくなりますので、保証面も確認してソーラーパネルを導入しましょう。

それから、パワコンの寿命を延ばすために定期的なメンテナンスを行い、機器不良を起こしにくい環境を作ってあげることも大事ですね。

まとめ

ジュゴン

いかがでしたか。太陽光発電の導入の判断はつきましたか?まとめるとこうなります。
  • 2020年の売電単価21円/kwh、使用電気料28円/kwh、ソーラーパネルが1kwあたり30万円だとすると、4.5kw乗せて約11年で元が取れる
  • パワコン、パネル撤去費用の合計40万円を加味すると、約16年で元が取れる
  • 投資回収を早めるためには、電気料金プランにもよるが、自家消費率を上げることが効果的
  • 太陽光発電は経済的メリットに加え、地球環境への負荷軽減や、自然災害などの非常事態時の備えとなりうる

説明では触れませんでしたが、蓄電池が普及して一般家庭でも入手しやすい状況になれば、昼に発電した電力を夜使えるようになるので、その時は「鬼に金棒」状態です。今後の技術革新を期待します。

今回は以上です。

にほんブログ村 住まいブログへ にほんブログ村 住まいブログ 一戸建 注文住宅(施主)へ にほんブログ村 住まいブログ 高断熱・高気密住宅へ
↑ ↑ ↑ためになったよ!という方は↑ ↑ ↑

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です