住宅メーカーの決め方【マイホーム取得を決断したあなたを応援します】

ジュゴン

こんにちは、ジュゴンです。今回は住宅メーカーを決めるときのポイントを説明します。

2020年「今の時代、家を建てることはリスクしかない」とか、「建築価格が高騰しているから今ではない」などのネガティブな意見もありますが、なんと言っても「マイホーム」というのは、賃貸住まいの方にとっては、今も昔も変わらぬ大きな夢ではないでしょうか。

私も長男の小学校の入学を見据え、家を建てる計画をしているところです。実際のところ、負債リスクや価格の高騰などを調べて、さまざまな観点から家を建てるかどうか、今のタイミングでいいのか、相当悩みましたが、結論として「家族の幸せ」のために「マイホーム」取得の決断をしました。

しかし、マイホーム取得の決断をしたはいいものの、当然、私も妻も家を建てるにあたっては素人です。知りうる住宅メーカーだけでも軽く 100を超えます。

今回は、そんな数ある住宅メーカーから、どのようにメーカーを決めていけばよいのか、私の経験に基づき説明します。あなたの家づくりに役立てれば幸いです。

この記事でわかること
  • 住宅業界や住宅メーカーの情報収集の方法
  • なぜマイホームを立てるのか、考え方の整理
  • 住宅メーカー、工務店の選び方

住宅業界の情報収集

家を建てると決めたとき、あなたは何から行動しますか。多くの方が「住宅展示場」に行かれると思いますが、それはお勧めしません。実際に私がそれをやってしまい、かなり迷ってしまいました。

住宅展示場で待ち構えているのは、「住宅営業のプロ」です。家づくりのいろはを知らない無防備の素人が、プロである営業マンと対峙すれば、どうなるか結果は見えています。そのメーカーの強みや戸建ての素晴しさを教えられ、マイホームの虜になってしまいます。(悪く言えば幻想を見てしまいます)

マイホームだけならよいですが、全く住宅業界を知らないまま、下手すれば「その住宅メーカー」の虜になってしまいます。あとから話をする「その住宅メーカー」のデザインや性能、価格帯があなたが望むものに合っていればよいですが、飛び込みで行って、最初から出会える可能性は低いでしょう。

まず、最初は住宅業界の情報を収集して家づくりに関する知見を身につけましょう。

ジュゴン

家づくりの基礎知識に関して2020年現在オススメの情報は次のとおりです。建築の専門家が一般の方にもわかりやすく説明しています。

「プロが教える!家を建てる人のための家づくりブログ」

福岡に会社を構える建築士たち?【株式会社ビルドワークス】が情報発信しています。非常に記事が多いので、読み込むのに時間がかかりますが、基礎的なことから専門的なことまで幅広く取り扱っています。

私がここで学んだことは、家づくりは全てメリットとデメリットがあり、それを理解したうえで、自分が何を求めるかで判断すること、です。はっきりそう書いてはいませんが、メリットデメリットの記載が多く、こういう人にはこういうのがオススメ、というテイストが多かった気がします。

参考 プロが教える!家を建てる人のための家づくりブログ株式会社ビルドワークス

「ラクジュ建築と不動産」【YouTube】

住宅をテーマにした建築と不動産の情報を発信しています。高気密高断熱など住宅の性能にも力を入れています。YouTubeのタイトルは少々過激に見えますが、内容は本質を突いていると思います。人柄も人気に拍車をかけているようです。過去の自らの施工の反省も踏まえながら、説明しているので説得力があります。

「兵庫、大阪で高断熱高気密住宅専門の建築家集団 松尾設計室」【YouTube】

工務店を中心に、多くの講演、技術指導を行なっている建築士。本も多数出版しています。長く言われてきた住宅に関する通説について、数字やイラストをもって論理的に反証しています。どちらかというと、チャンネル名にもなっているとおり住宅の性能(断熱性、気密性)に力を入れている印象です。住宅メーカーは私にもこういうレベルの説明をしてほしかったです。。

「構造塾:日本中の木造住宅を地震で倒壊させない!」【YouTube】

木造住宅の耐震性能(構造計算)に詳しい専門家です。耐震等級は3を備えることを基本に情報発信しています。阪神淡路大震災や熊本地震などの被害の現地調査も行っており、専門的な話も聞けます。業界の闇などを話す時もあり、いろいろ勉強になります。こういう情報が早く広まっていけば、日本の住宅業界も変わるような気がします。

「ゲゲ」( マイホーム貧乏ならないために)【YouTube】

兵庫県を拠点に活動する若手の建築士です。新築に限らず、リフォーム物件の見地からも住宅業界をわかりやすく説明しています。ローンを組む考え方であったり、間取りの考え方、設備の種類など業界のトレンドや今後の家づくりを見据えた提案が非常に勉強になります。住宅に関する新しい発想、信念を持っているというような印象です。

これ以外にも、ネットや雑誌で住宅関連の情報は溢れているので、自分にあったものを探してみてください。

住宅メーカーの情報収集

ジュゴン

次に住宅メーカーの特徴や強みなどの情報収集する方法とステップは次のとおりです。

住宅関連雑誌に掲載されている住宅メーカーを知る

各地域で住宅関連の雑誌が発行されているかと思います。私の地域では「住まいの雑誌Sumika」というのが年2回発行されており、そこで50〜60の住宅メーカー、設計事務所、工務店を知りました。

ネットにも住宅メーカー等を比較するサイトはありますが、どうしても写真や言葉に限りがあるので、雑誌などの誌面での情報収集をオススメします。

住宅展示場に入っている住宅メーカーを知る

次に近くの住宅展示場にどんな住宅メーカーが入っているか、確認します。住宅展示場とは約10社以上の住宅メーカーが集まってモデルハウスを建築している展示場であり、一か所で複数の住宅メーカーのモデルハウスを見学できる場所です。

展示している住宅メーカーがあなたにとってよい住宅メーカーとは限りませんが、住宅関連雑誌にも掲載されているなかでも、その地域で一定の人気と知名度、建築実績があると考えてよいでしょう。

身近な人の口コミで住宅メーカーを知る

住宅メーカーの良し悪しは、思いのほか「口コミ」で伝わります。一生に一度の買い物だからこそ、良し悪しの評価が分かれるのでしょう。

ただし、その口コミもあなたにとっての良し悪しと一致するとは限りません。人それぞれ、評価のポイントとこだわる部分、価値観が異なるからです。「良い悪い」を聞くときはその理由もあわせて確認しましょう。

住宅メーカーの建築実績を確認する

あなたがお住まいの地域に関する情報があるか、わかりませんが、各住宅メーカーの建築実績を確認しましょう。

私は東京経済株式会社というリサーチ会社が、「県内に本社を置く住宅メーカーの年間住宅完成棟数ランキング」というのを発表していたため、それも参考にしました。

「数は力なり」では無いですが、取扱い実績が多いということは、それだけ顧客に支持されており、かつデザインや性能等に関する経験がその会社に蓄積されることで、より良い住宅を建てられる可能性が高いです。

ジュゴン

ただし、口コミ同様、あなたにとっての良し悪しと一致するとは限りませんのでご注意を。

気になる住宅メーカーのホームページを確認する

住宅関連雑誌と住宅展示場、口コミで得た情報をもとに、10〜15くらいの住宅メーカーに絞れたらよいでしょう。

各社、自社の特徴や強み、建築実績を紹介するホームページを持っていることが一般的なので、気になる住宅メーカーのホームページをチェックしましょう。SNSやYoutubeを開設している場合もあります。より詳しい情報を得られます。

話を進めていいと思う住宅メーカーに資料請求する

ここからは、あなたと住宅メーカーの双方向のやりとりになります。気になる住宅メーカーは資料請求を受け付けている場合があるので、資料請求すればさらに具体的な情報を得られます。

ただし、あなたの電話番号やメールアドレスなどの連絡先を聞かれることがほとんどですので、その住宅メーカーから連絡があることは覚悟しましょう。言い換えれば、それくらい本気である住宅メーカーに資料請求することになります。

坪単価の正確性
ちなみに複数の住宅メーカーを紹介するサイトも数多くあり、「坪単価」というのを見たことがあると思います。あれは半分あっていて、半分あっていないと思った方がよいです。それは住宅メーカーごとに、建築費用にどこまでを含めているのかが不透明だからです。家を建てるには建物本体の価格の他に、キッチン等の付属設備や吹抜け等の構造上のオプション費用、登記費用、造成費用、給排水工事費用、地盤改良費用、ソーラーパネル代など、もろもろかかります。坪単価を算出する際の計算の総額(分子)にそれらをどこまで入れるか、明確なルールはなく、各社に任せられているからです。そうは言っても、ウソをついているわけではなく、本体価格が総額費用の大部分を占めるため、大きな傾向値としては、1つの指標になるかと思います。ですので、坪単価をみるときは、「こっちが1万円高い」とかいう見方をするのではなく、高価格帯、中価格帯、低価格帯の3つくらいに区分して、「この住宅メーカーは中価格帯だな」とか「中価格帯から高価格帯までを建てているな」ぐらいの見方がよいです。

これまで「住宅メーカー」で家を建てる前提で話をしてきましたが、それ以外にも「工務店」「設計事務所」で建てる方法もあります。大きく言うと安全性や安定性を求めるのなら「住宅メーカー」、安さを求めるのなら「工務店」、デザインや性能を求めるのなら「設計事務所」でしょうか。

ジュゴン

松尾設計室の松尾さんがわかりやすく説明した動画がありますので、詳しくはそちらを参照ください。

マイホームへのあなたの想いと要望

あなたのマイホームへの想い

住宅展示場に足を運ぶ段階で、あなたの中で決めようとしている住宅メーカーは3〜4社に絞られているはずです。絞れていない場合は、住宅メーカーを知るところに戻るか、何社ものプロの営業マンと対峙する覚悟で展示場に向かってください。悩んでも決めきれない場合は、「いい出会い」が話を進めてくれることもあります。

住宅メーカーが絞れた段階で、「あなたの想い」または一緒に住む「パートナー(配偶者)の想い」を整理してみましょう。住宅メーカーを調べる段階である程度の共通認識を持っていると思いますが、あとあと揉めないように整理しておくことが大切です。住宅づくりは選択と決断の連続です。パートナーと意見が食い違うことは日常茶飯事です。(もともと他人ですので。)

ジュゴン

そんなときに物差しとなるのが「想い」です。どういう想いを整理するかというと、
  1. なぜ、どういう経緯でマイホーム取得に至ったのか。「夢」だけではなく明確な理由は。
  2. 今と比較して、新しいマイホームで何が改善され、どういう生活をしたいのか。
  3. デザイン、住宅性能、耐久性、間取り、価格、省エネはどのレベルを求めるか。

住宅に関する知見が広がる中で、これらが変わることもありますが、基本的な部分でこういう共通認識を持つことで、家づくりの方向性に大きな誤りは生じなくなります。

想いを確認する作業は、最初の住宅業界を知る前でいいと思うかもしれませんが、私もそうだったように、家づくりを学び、実例を見ることで、家づくりに対する考え方が変わるため、ある程度知識がある状態で共通認識をもつことが大事です。私たちは家づくりの素人です。専門家に到底及ぶことはできませんが、最低減の基礎知識を得ることで、曖昧だった「想い」が明確になります。

あなたの要望

細かな「要望」もたくさんあるはずです。キッチンはアイランド型がいいとか、リビングは20畳以上欲しいとか、和室をほしいとか、です。この段階になると要望を上げればキリがないのですが、選別方法があります。

まず、先ほどの「想い」に合致しているか、考えます。例えば、「今の家は夏は暑く、冬は寒いので、新しい家では極力外気温に左右されない生活を送りたい」という想いがあったとします。一方で「家の南面はすべて掃き出し窓にして眺めを良くしたい」という要望があったとします。窓というのは、開放感がある反面、外部の気温変化に弱い部分ですので、要望に照らせば、単に窓を大きくするという要望は考え直す必要があります。(窓の性能を上げるか、やめるか、代替案を探すか)

また、要望に優先順位をつけるのも良いでしょう。必ず実現したい項目、できればやりたい項目、良いと噂で聞いた項目の3つに分ければ、予算を見ながら選択することができます。

ジュゴン

要望ごとに予算が分かっていれば、使用年数、例えば30年で割り算して1年当たりの費用や月当たりの費用を出すことで、費用対効果を確認することができます。それをもとに、やるやらないの判断をしてもよいでしょう。

住宅メーカーの選定基準

住宅メーカーは人で選ぶ

それでは「想い」が明確になったところで、住宅展示場やモデルハウス、完成見学会に足を運びましょう。営業マンから積極的なアプローチがありますが、これまでの準備があれば「今ならキャンペーンで〇〇万円値引き」「〇〇が他社には負けない」などの営業トークにも惑わされることはないでしょう。

では、最終的に何をもって住宅メーカーを選べばよいかというと、ズバリ「人」です。住宅メーカーの営業マン、設計士、インテリアコーディネーターのことです。

結局、人で選ぶのだったら最初から住宅展示場に行けばよかったのではないかと思うかもしれませんが、私が言っているのは、住宅メーカーを3〜4つに絞ってからの話です。最初から人を目当てにすると、「人」はすごくいいが、あなたの「想い」とはかけ離れた住宅メーカーである恐れも出てきます。

あなたにとって、平均60点をとる住宅メーカーであれば、どんなに打ち合わせを頑張って、デザインや性能、価格を「想い」の100点に近づけようとしても、せいぜい80点にしかなりません。「想い」100点を目指すのであれば、平均90点をとる住宅メーカーを選ぶべきです。

次に、人の選び方ですが、まずは営業マンを見極めましょう。設計士やインテリアコーディネーターももちろん大事ですが、彼らは後々登場することが多いのと、こちらの要望は基本的には営業マンを通じて、設計士やコーディネーター、現場監督に伝えられることが多いため、営業マンができるかどうかで、家づくりの満足度が変わると言っても過言ではありません。

ジュゴン

あなたにとって、できる営業マン、満足度を高めてくれる営業マンは次の点を満たしているかどうか確認しましょう。
  1. 人の話を聴いているかどうか(真意を理解しようとしているか)
  2. 提案してくる幅、深度はどうか(手段ではなく、目的を達成するために提案してくる能力があるか)
  3. 融通が効きそうか(無理なお願いをしたときに社内で調整する力量、ポジションにあるか)
  4. あなたとの相性はどうか(長く付き合える友達になれるか)

「住宅メーカー自体は『想い』を実現してくれそうな本命だけど、営業マンが。。」という場合は、同じ住宅メーカーでも他の住宅展示場で新たな営業マンと出会うか、心を鬼にして他の営業マンを紹介してもらいましょう。

営業マンからしたら、あなたは数ある客の1人ですが、あなたからすれば、人生の大きな買い物に携わる唯一の営業マンなので、妥協はしないことをオススメします。

完成見学会に参加する

また、住宅展示業で気に入った住宅メーカーがあったら、完成見学会に行くことをお勧めします。住宅展示場は、2世帯住宅や事務所部屋を併設した6LDKのような大型のモデルハウスを建てているケースが多いからです。

完成見学会とは、実際にお客さんがその住宅メーカーで建てた家であって、お客さんが住み始めるまでの間、他のお客さんに見てもらうものです。そちらの方があなたの「想い」と比較するのには適切です。同じ住宅メーカーでも、家ごとに個性がでるので、「本命」が決まったら10件くらい回ったらよいでしょう。

私は「請負契約」(住宅メーカーを決める契約)を締結した後も完成見学会に参加して、いいと感じた仕様などは、自分の家づくりに反映しました。選択肢は広いのに、住宅メーカー側からは、特に提案が無いこともあるので、このやり方はオススメです。

まとめ

ジュゴン

いかがでしたか。住宅メーカー選びの糸口が少しでも見えたでしょうか。簡単におさらいします。
  • マイホーム取得が決まったら、まずは情報収集をして、家づくりの基本を学び、各住宅メーカーの特徴と強みを把握しましょう。
  • それから一緒に住むパートナーと「想い」を共有し、「要望」の選別を行いましょう。
  • 最後に住宅展示場などを回り、いい営業マンと出会いましょう。

多くの人にとって家づくりは、一生に一度の大きな買い物であると同時に、人生の選択でもあります。あなたの「想い」を実現してくれる住宅メーカー、営業マン等とよい出会いがあることを祈ります。

今回はここまでです。

にほんブログ村 住まいブログへ にほんブログ村 住まいブログ 一戸建 注文住宅(施主)へ にほんブログ村 住まいブログ 高断熱・高気密住宅へ
↑ ↑ ↑ためになったよ!という方は↑ ↑ ↑

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です