住宅の断熱性能の話【あなたにあった断熱性能を】

ジュゴン

こんにちは、ジュゴンです。今日は住宅の断熱性能の話をします。

みなさんは自宅の断熱性能がどれくらいか、わかりますか。そもそも断熱性能って何を言っているか、知らない方も多いと思います。

私も最初は何のことかさっぱりでしたが、住宅を建てるにあたり勉強させてもらいましたので、断熱性能の概要と我が家の数値を示して、今後、住宅を建設する方の参考にしていただければと思います。

この記事でわかること
  • 住宅の断熱性能とは何なのか
  • 住宅の断熱性能を上げるにはどうすればよいか
  • 実際の断熱性能の目安はどれくらいがいいのか

住宅の断熱性能とは

まず、住宅の断熱性能とは、その住宅において、なるべく外気温に左右されず、人が快適に過ごすことが出来るかどうかの指標だと考えています。正確には「熱貫流率」と言って、室内外に温度差があるときに熱の移動しやすさを表します。

つまり、熱貫流率の値が大きいと、熱が移動しやすいということなので、断熱性能は悪いということです。夏で言うと熱が外から入ってきて室内が暑くなりやすく、冬は部屋の熱が出ていって寒くなりやすいというわけです。

ジュゴン

私は以前住んでいた家が、築40年くらいの戸建てだったのですが、冬は寒くて、夏は暑いので、エアコンの効きが悪く、ストレスを感じながら住んている状況でした。

ジュゴン

それもあって新しく建てる家は断熱性能を良くして、ストレスなく冬も夏も快適に過ごしたいという想いが強く、わりとこだわりを持った方でした。

断熱性能の算定方法

住宅の室内と外気を区分している部分は、上から屋根、壁、窓、床(基礎)になります。それぞれの建材の断熱性能の積み上げが、家全体の断熱性能となります。

住宅業界では、断熱性能を「外皮平均熱貫流率(UA値)w/(㎡・K)」というもので表しています。熱貫流率がU値ですので、屋根や壁、床などの外皮面積で平均した値がUA値となります。

なお、2020年に義務化される予定であった基準では、日本の多くの地域(地域区分5〜7)は0.87w/(㎡・K)以下となっていました。

(出典:IBEC)

ZEH基準で家を建てられる方(私も)は、日本の多くの地域(地域区分4〜7)では基準として0.6w/(㎡・K)以下でなければならないとされています。さらに住宅メーカーなどが作るHEAT20のG1基準では、地域区分6〜7では0.56以下、G2基準では0.46以下を推奨しています。

(出典:IBEC)

海外ではさらによい水準を義務付けている国もあるようですが、現在の日本ではこのくらいとなっています。

なお、UA値が0.56だと冬でも夜20℃で暖房を消しても明け方の室温が13℃を下回らない程度、UA値が0.46だと明け方の室温が15℃を下回らない程度だとされています。

私の以前の家は、明け方の外気温が2〜3℃の時、室内の温度が7〜8℃だったので、全然違いますね。あとは断熱性能が良くなれば、エアコンがフル稼働しなくてよいので、省エネに繋がるのは言うまでもありません。

断熱性能の上げ方

一般的に、窓の断熱性能がダントツで弱いので、窓の断熱性能を上げることが、家全体のUA値を低く抑えることになります。

窓の断熱性能を上げるには、ペアガラスをトリプルガラスにしたり、アルミサッシを樹脂サッシにしたり、ガラス間の気体をアルゴンガスやクリプトンガスにしたりする必要があります。当然、コストがかかるので、住宅性能をどこまで良くしたいかで、選ぶ窓の性能が決まってきます。

ジュゴン

住宅メーカーや工務店に「今の間取りと窓の性能、断熱材でUA値を出してもらえませんか」とお願いすれば、出してくれるはずです。それをみながら、窓や断熱材を選ぶのも一つの手ですね。

あとは、屋根の断熱材を厚くしたり、壁の断熱性能を良いものにしたりすれば、全体の住宅性能は良くなります。

「家の断熱性能を良くしなくても、エアコン(光熱費)の温度調整でカバーすればいいんじゃないの?」と疑問が湧くかもしれませんが、光熱費は国際的にも国内的にも単価が上がり続けているものであり、仮に単価が上がらないとしても、断熱性能をある程度良くしたほうが、光熱費でカバーするよりもランニングコストを含めたトータルコストで勝ると言われています。

私が確認できたものだと、UA値が0.4くらいだと、20〜30年で元が取れると言うものです。断熱性能を良くすることにお金を使いますが、その後の光熱費は安く上がり、断熱性能を良くしなかった時のトータルコストと比べて、20〜30年でそれが逆転するということです。

我が家の断熱性能

ジュゴン

そう言う我が家の断熱性能はどのくらいかと言うと、ZEH基準で仕様を検討したというのもあり「UA値0.36」という数値が算定されました。条件は次のとおりです。
  • 屋根断熱:水発泡ウレタン吹付180mm ※熱貫流率0.2w/(㎡・K)
  • 壁断熱:高性能グラスウール105mm ※熱貫流率0.413w/(㎡・K)
  • 窓:Low-Eペアガラス(アルゴンガス)、アルミ樹脂複合サッシ、樹脂スペーサー ※熱貫流率2.15w/(㎡・K) ※窓面積12㎡
  • ベタ基礎:基礎内断熱ポリスチレンフォーム3種50mm※熱貫流率0.478w/(㎡・K)
  • 貫流熱損失計138(w/K)…①
  • 家の形状:平家横長(延床面積111㎡)、一部勾配天井あり
  • 外皮面積:380㎡…②
  • UA値=①/②=0.36

窓の熱貫流率がいかに高いかがわかると思います。我が家では、北、東、西の窓は極力小さくし(場所によっては無くし)、南の窓を大きめにとりました。大きめにと言っても、南面が東に30度近く傾いているので、一部の窓は小さくするなどメリハリをつけました。

その結果、窓の熱貫流率の悪さが、全体の断熱性能に与える影響が少なくなったと思います。なお、壁断熱を薄くする、基礎断熱を弱くするという非ZEH仕様だとしてもUA値は0.41という試算が出ていました。

まとめ

ジュゴン

いかがでしたか。断熱性能がどのようなものかわかりましたか。まとめです。
  • 住宅の断熱性能とは、外気温に左右されず、人が快適に過ごすことができるかどうかの指標
  • 断熱性能は「外皮平均熱貫流率」(UA値)で表され、値が小さいほど性能は良くなる
  • UA値はZEH基準(地域区分4〜7)では0.6以下とされている
  • 断熱性能が上がると光熱費が下がり、長期的なコストでは有利になる
  • 住宅の断熱性能を上げるには、壁や屋根の断熱材を強化するほか、窓の断熱性能を上げるのが効果的

住宅を建てる、または選ぶ方は、どの程度の室内温度の快適さ=断熱性能を求めるかを確認し、自分にあった住宅を選択しましょう。

今回は以上です。

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